電気毛布は体に悪い?冷え性の人のための正しい使い方
冬になって気温が下がると、寝るときに冷たい布団の中に足をいれるのが苦痛ですね。
冷え性の人ならなおさらです。
寒さをやわらげるために、就寝時に電気毛布を使っている人も多いのではないでしょうか。
しかし電気毛布は、古くから電磁波や低温やけど、自律神経不調の心配があるとも言われています。
そこで冷え性の人でも安心して眠れるよう、電気毛布の正しい知識と使い方をまとめました。
電気毛布のメリット
冷え性の人はベッドや布団に入ってからも、手足が冷たくてなかなか寝付けないことがよくあります。
電気毛布なら布団がぽかぽかと温かですので、すんなりと入眠できます。
また、電気代が一時間あたり平均一円未満と大変安く、家計も大助かりです。
電磁波について
アメリカで電磁波による悪影響が指摘されて以降、メーカー各社が電磁波対策に取り組むようになりました。
著名メーカーで発売年の比較的最近の毛布であれば、
目くじらを立てて心配するほどの電磁波の影響はありません。
低温やけどについて
低温やけどが起こるだいたいの目安は、設定温度が46度で1時間半、44度で6時間です。
電気毛布は一部の皮膚と直接密着しますので、
うっかりすることのないよう十分な注意が必要です。
基本は弱設定にしておくと取り急ぎは安心です。
自律神経について
電気毛布をつけたまま眠ると自律神経を乱すと言われています。
人は本来就寝すると体内の温度がゆっくり低下しますが、電気毛布をつけたままだと体内の熱は下がりません。
内臓を含む体のさまざまな部分が休息をとることができず、
起きたときには全身の倦怠感につながります。
また、体が熱いために水分がうばわれ、喉、目、鼻など露出した部分が乾燥し、
風邪をひきやすい状態になります。
むくみや肌荒れにもつながるでしょう。
電気毛布の正しい使い方
以上を踏まえると、寝ているときはスイッチを切るに越したことはないでしょう。
布団に入る瞬間は布団が30度台になるよう設定し、
その後はすっぱりとスイッチを切るか、タイマーを利用します。
冷え性の人へのために
電気毛布のスイッチを切ると寒くて眠れない冷え性の人は、
昔ながらの湯たんぽを併用するのがおすすめです。
ぬるめのお湯にしっかりとつかって、体の芯から温めておくことも大切です。
まとめ)
電磁波や低温やけど、自律神経の乱れが心配な電気毛布ですが、低い温度に設定し、
寝る前にスイッチを切れば体に悪影響はありません。
冷え性の人は体の表面だけをあたためても快眠にはつながりませんので、湯たんぽや布団乾燥機、
長風呂などを併用し、体の芯をあたためる工夫をしましょう。
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