床暖房は必要ない?床暖房を使わない理由
近年の住宅事情では、新築マンションや一軒家に床暖房が標準装備されていることが多くなりました。
床暖房は空気を汚さず、乾燥させず、ほこりを巻き上げず、
音も静か、火事の心配も少ないということで、使っている人の満足度が高い暖房器具です。
しかしその反面、せっかく備え付けられていても、
全く使っていないという人が多いとも言われています。
なぜ、床暖房は使われないのでしょうか。
その理由をリサーチし、まとめてみました。
理由1)光熱費が高い
床暖房には電気温水式、ガス温水式、ハイブリッド温水式、電気(ヒーター)式、
電気蓄熱式などの種類がありますが、電気蓄熱式以外は、電気・ガス等の光熱費がとにかくかさむ、
という意見がとても多いようです。
特に電気ヒーター式の光熱費が高くなるようです。
ハイブリッド温水式であれば光熱費は安く済みますが、そのぶん初期費用が高くなります。
途中から導入するのは経済的に悩ましいところですね。
理由2)あたたかくない
床暖房の説明にはよく「頭寒足熱」という単語が使われますが、足元をぽかぽかと温め頭はクール、
という状態が人間の体にはとてもよいとされています。
気がつくとあたたかい、まるで陽だまりのような暖かさと言えるでしょう。
ところが冷え性の人や、エアコンやストーブの直接的な熱に慣れ切った人にとっては、
物足りなく感じることもあるようです。
理由3)時間がかかる
他の暖房器具と違い、床暖房はスイッチを入れてもすぐには暖かくなりません。
(電気・ガス)温水式の場合は一時間、電気ヒーター式の場合はそれ以上かかるとも言われています。
また熱源の設置場所が地下深く埋まっている場合などは、そのぶん時間がかかるようです。
せっかちな人にとってはもどかしいですね。
理由4)メンテナンスが面倒
蓄熱式はメンテナンスが数十年不要と言われていますが、
それ以外はやはりそれなりのメンテナンスが必要です。
例えばガス温水式であれば、2~3年に一度、配管内の不凍液の交換と点検があります。
ガスボイラーにも寿命があり、10年に一度は買い替えなくてはなりません。
導入時には確認しておきましょう。
まとめ)
体にとっては理想的な床暖房の暖かさですが、光熱費が高く、時間がかかり、
それなりのメンテナンスも必要ということで敬遠する人も多いようです。
仕事で不在がちか、または長時間在宅しているかによってもコストや性能の感じ方が違いますので、
まずは業者に相談してみるのもいいかもしれません。
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