中性脂肪が高いことが原因の病気について
中性脂肪値、健康診断で気になっている方も多いのではないでしょうか?
中性脂肪(TGトリグリセリド)とは体内にある人間の体を動かすエネルギー源となる物質です。
主に食物から取得された脂質は小腸から吸収されて血液中に入り、
体内の生命維持活動に利用されますが使いきれなかった余ったエネルギーが中性脂肪として蓄えられるのです。
また、中性脂肪は肝臓でも合成されており、炭水化物やアルコールの摂取によって増加します。
健康診断時に計測されるのは食事から取り込まれた中性脂肪ではなく、
余分なエネルギーとしていったん肝臓に取り込まれた脂肪が再び血液中に分泌された中性脂肪の値を測ります。
ですので健康診断は検査前10~14時間は絶食する必要があります。
これを守らないと数値が高く計測されてしまうことがあります。
中性脂肪値が高い場合
中性脂肪値が高い場合、中性脂肪が血管にへばりついて血液の流れを阻害していると考えられます。
こうなると動脈硬化を引き起こし、さらには心筋梗塞や狭心症、
脳卒中という血管の詰まりが原因の病気にかかる可能性が高くなります。
また中性脂肪が多くなると脂肪肝となり肝臓の機能が低下し肝硬変や肝臓がんに移行する可能性が高くなります。
中性脂肪を減らすために
数値が高すぎると病院にて治療が必要となる場合がありますが、
生活習慣の見直しで数値を下げることも十分可能です。
まずは食生活をしっかり見なおしましょう。
無理に食事を控える必要はありませんが、脂肪、炭水化物、
アルコールの取りすぎに注意して暴飲暴食を避け、バランスの良い食生活を送りましょう。
できれば週に1日から2日休肝日を設けるとよいです。
次に運動をして過剰なエネルギーを消費すること、
そして筋力をアップさせて基礎代謝を向上させることが大切です。
日頃移動に車ばかり使っているのであればなるべく歩くようにする、
空いた時間にストレッチをする、など体を動かす習慣をつけていくようにしましょう。
大きな病気にかかって後悔する前に生活習慣を見直して健康に過ごしていただきたいと思います。
関連記事
-
-
会社でも潤いを!小型USB加湿器のメリットとデメリット
冬が近づくと、空気が乾燥しますね。空間が広く、 エアコンがきいているオフィスならなおさらです。
-
-
冷え対策の食べ物で体を中からポッカポカに。
寒い冬だけでなく夏場に冷房の効いた室内で 冷えに悩んでいる方が多いのではないでしょうか。 冷
-
-
打ってはいけない?インフルエンザ予防接種の副作用とアトピー性皮膚炎
寒い時期になると懸念されるのがインフルエンザの流行です。 小さいお子さんから大人まで、インフル
-
-
足がつる原因は病気?ビタミン不足?予防方法お伝えします
私はよく、夜間の睡眠中に足先のこむらがえりをおこします。 これが何度も同じ夜間の間に起きると寝られ
-
-
腹持ちのいい食べ物を紹介します!
朝食をたくさん食べたはずなのに、昼食のだいぶ手前の時間にはもうおなかが空いてしまう、 朝は忙しくて
-
-
メンズに大人気!冬のおすすめネックウォーマー
寒い冬が近づくと、外出時の防寒対策が気になってきますね。 冬の防寒着は値段が高いこともありシー
-
-
キャベツのサラダにツナ缶?切り方と作り置きで大量消費!
スーパーの安売りなどで、キャベツが100円などで売られているとついつい手に取ってしまう人も多いのでは
-
-
インフルエンザの検査でわかった 「A型」の特徴とは?
インフルエンザに型があるというのは ご存知でしたでしょうか? インフルエンザの型によって症状が変
-
-
インフルエンザ解熱後の咳が止まらない。原因は?
インフルエンザや風邪を引き、解熱して体調が回復してきたにも拘らず、 咳がずっと止まらないことがあり
-
-
子供の爪噛みの治し方、4つの防止方法とは?
子どもが4歳~5歳くらいになると、爪を噛む癖があらわれることがあります。 見た目もよくありませ
- PREV
- 冷え対策の食べ物で体を中からポッカポカに。
- NEXT
- 歯ぐきが黒い理由は何?
