便秘の原因と解消法を紹介。
便秘に悩んでいて市販の便秘薬や下剤に頼ってしまっている方も多いのではないでしょうか。
けれど薬に頼りすぎるのはかえって逆効果のこともあるようです。
便秘について正しい知識を持っていただきたいと思います。
便秘とは
便秘は一般的に三日以上排便がなかったり、
一日の便の量が35グラム以下だったりする状態を言います。
男性より女性に多く、高齢になるほど増えていきます。
便秘の原因
便を肛門まで押し出す腸の動きは自律神経によってコントロールされています。
ストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れ副交感神経の機能が低下すると腸の働きが弱まり、
便秘になりやすくなります。
また、排便を我慢することを繰り返すと直腸の反応が鈍くなり、
便がたくさんたまらないと便意を感じなくなってしまいます。
便を出したいからと長い間下剤を飲み続けることも逆効果です。
腸に炎症が起こり、働きが鈍ってしまいます。
ダイエットの目的で下剤を飲んで便秘になってしまう女性も多いそうです。
便秘解消のために
食物繊維や水分をバランス良くとるようにしましょう。
食物繊維は1日20グラムほどが目安で、野菜や豆類の他、
わかめなどの海藻、こんにゃくなどに多く含まれます。
また、朝起きてまず水を飲むと腸の働きが活発になります。
食生活以外にも、体をなるべく動かすようにし、
規則正しい生活を心がけ、自律神経のバランスを整えるようにしましょう。
排便を習慣づけるため、便が出なくても毎朝トイレに行くことも大事です。
そして便を我慢しないようにしましょう。
それからマッサージも効果的です。
マッサージは仰向けに寝た状態で左腹部と下腹部をそれぞれ両手で挟み、
指で小刻みにお腹が少しへこむ程度にトントンと交互に押します。
次に両足を肩幅くらいに広げて立ち、両手を広げて上体をひねる、
これらをそれぞれ一分間ずつ行うようにしましょう。
毎日でなくても三日に一回排便出来ていたら大丈夫、
というのは意外に思われた方も多いのではないでしょうか。
便秘と決めつけて薬に頼るのではなく一度専門医に相談してみるとよいかと思います。
そして、規則正しい生活を心がける、というのは便秘だけでなく
様々な疾患を予防してくれます。
是非健康的な生活を送っていただきたいと思います。
関連記事
-
-
野菜ジュースの効果は肌にある?アトピーや美肌効果あり
野菜は足りていますか? 野菜不足の人が増えてきていますよね。 野菜不足解消のため、野菜ジュー
-
-
糖質制限で昆布はダメって知ってた?昆布だしや昆布つゆはどうなの?
糖質制限ダイエットは「糖質」をできるだけ抑えるダイエットです。 そのため、糖質に対して非常に神経質
-
-
クーラー病を知っておこう その頭痛・吐き気に注意して!
クーラー病という言葉を聞いたことはありますか?夏の暑い日、扇風機では追い付かずクーラーを使用すること
-
-
口呼吸は歯並びが悪くなる方法?
「指しゃぶりを長くしていると出っ歯になってしまう」と耳にしたことはありませんか? 実際指しゃぶ
-
-
インフルエンザ解熱後の咳が止まらない。原因は?
インフルエンザや風邪を引き、解熱して体調が回復してきたにも拘らず、 咳がずっと止まらないことがあり
-
-
赤ちゃんがいる家庭の必需品?ストーブガードの問題点と必要性
本格的な冬の訪れの前に、暖房器具を押し入れや物置の中から出した人も多いのではないでしょうか。 エア
-
-
風邪に効く栄養ドリンクは何?薬と併用しても大丈夫?
風邪を引いたらしい…でも会社を休めない、 家事をしなくちゃ…そんな時、市販の栄養ドリンクで早く治せ
-
-
かゆーい汗疹に効くおすすめの薬が知りたい! ~赤ちゃんから大人まで~
かゆーい汗疹に効くおすすめの薬が知りたい!~赤ちゃんから大人まで~ 夏になってしまうのが汗
-
-
虫歯予防にフッ素は危険なの?
フッ化物は、フッ素が水に溶けた物を言います。 フッ素は水、土壌と言った自然界に多く存在しているミネ
-
-
サンマの内臓は苦いがウマい! でも食べても大丈夫なの?
酒飲みの人などは「サンマはワタがウマい!!」…といって、 好んで内臓を食べたりしますよね?
- PREV
- 豆腐のかさましをハンバーグ以外でするには?
- NEXT
- お歳暮の時期とマナーを知っておこう!