上座と下座はビジネスマナーとして位置を覚えて損はない。
ビジネスシーンで大切な上座と下座の知識。
部屋の中で目上の人やお客様が座る席を「上座」、
目下の人やもてなす側が座る席を「下座」と言います。
ビジネスシーンに限らず、目上の人とご一緒する場合は
上座の位置をきちんと把握しておきスマートにすすめられると良いですね。
基本的に上座とは出入り口から遠いところ、窓や額がかけてあるところを背にする位置、
外の景色が美しいときはそれが見渡せるところです。
それでは以下に具体的な場所をお伝えします。
車の席次
タクシーなどに乗り込む場合、運転席の後ろが上座、助手席が下座になります。
これが大原則ですが、運転席の後ろは入り口から最も遠いため、
乗り降りしにくいという点があります。
後部に三名座るような場合にはご本人の意向を確認するとより丁寧な印象になるでしょう。
エレベーターの席次
出入り口から遠いところの真ん中が上座。
操作盤の対角線上の奥が二番目、操作盤の奥が3番目、操作盤の後ろが下座になります。
エレベーターに乗り込む際は、操作する人がいる場合は目上の人に先に乗ってもらいます。
操作する人がいなければ目下の人が「お先に失礼します」と言って先に乗り込みます。
降りるときは目上の人に先に降りてもらうようにします。
列車の席次
列車の席の場合は、窓側が上位の席になり、
席次の序列は①窓側の進行方向②①の向かい側③通路側の進行方向④③の向かい側、の順になります。
3人掛けの席では真ん中の席が最下位となります。
長いすの場合は両端が上座、次が中央、最下位がその間です。
最後まで人とぴったり並ばない位置から埋めていくようにします。
飛行機などでもこれに準じます。
席順以外に必要な心得としては、相手よりも先を歩かない(相手の前を歩かない)、
相手がなるべく動かなくてもすむようにする(相手に変わって体を動かす)
相手が怪我をしないように心配りをするなど、
常に相手を思いやる気持ちをもつようにこころがけましょう。
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