虫歯予防にフッ素は危険なの?
フッ化物は、フッ素が水に溶けた物を言います。
フッ素は水、土壌と言った自然界に多く存在しているミネラルです。
また、普段口にしているいろいろな食品にも含まれています。
アメリカでは全体の約6割の地域で水道水にフッ化物が含まれているほど広く浸透しています。
フッ化物の効果
虫歯菌により溶け始めたごく初期の虫歯を再び元の状態に戻します。
またフッ化物が歯に取りいれられると歯の表面のエナメル質が強くなり、丈夫な歯になります。
さらに虫歯菌の働きを抑えることが出来ます。
小学校で週に1回フッ化物洗口を取りいれた佐賀市の12歳児の一人あたり虫歯本数が
8年間で約半分になったというデータがあり、虫歯予防には非常に効果が見られます。
フッ化物の取りいれ方
市販されているほとんどの歯磨き粉にはフッ化物が含まれています。
ただし歯磨き粉に含まれるフッ化物は濃度が低い物がほとんどで、
より高い効果を得るためには歯科医院で塗布してもらうペーストや洗口液が有効です。
フッ化物の安全性
フッ化物は虫歯予防に大変効果があり、安全性も確認されています。
アレルギーなどの報告もありません。
そのためフッ化物の利用を世界保健機構(WHO)、厚生労働省、日本歯科医師会など
世界150以上の保険関連団体が推奨しています。
ただし、全ての物質がそうであるように、フッ化物も過剰に摂取すれば有毒を起こします。
中毒とは化学物質が主として体外的に作用して、人の生体機能が傷害され、
悪影響が見られる状態を言います。
指示された量をきちんと守っていればまず中毒が起こることはありませんので、
正しく使用するようにしましょう。
このように虫歯予防にとても効果のあるフッ化物。
毎日使用する歯磨き粉はフッ化物入りの物を選び、
より効果を得るためには3~4ヶ月に一度歯科医院でフッ化物のペーストを塗ってもらうと良いです。
是非フッ化物を取りいれて虫歯予防していただきたいと思います。
関連記事
-
-
野菜先に食べるダイエットで肥満予防になる3つの理由
食事の時に野菜から先に食べると太りにくいという話を 最近よく耳にされる方が多いのではないでしょうか
-
-
スイカのカロリーって知ってた?一玉食べると実はこんなに・・・!
夏になると食べたくなるのがスイカ。旬のスイカはみずみずしくて、体を潤わせてくれて本当に美味しいですよ
-
-
会社でも潤いを!小型USB加湿器のメリットとデメリット
冬が近づくと、空気が乾燥しますね。空間が広く、 エアコンがきいているオフィスならなおさらです。
-
-
トマト栽培の注意点とは?ダンゴ虫は駆除すべき?生で食べても大丈夫?
トマトといえば、家庭栽培の代表格。 プランターでもたくさん実をつけてくれるので、ベランダで楽しむこ
-
-
子どものおやつはバナナ。簡単に手作りできるものを紹介。
育ち盛りの子どもはすぐにお腹が減るようです。 休日におやつをせがまれると、よくないとは思いつつ
-
-
中性脂肪が高いことが原因の病気について
中性脂肪値、健康診断で気になっている方も多いのではないでしょうか? 中性脂肪(TGトリグリセリド)
-
-
しわの改善方法は?食べ物や食事でできる?
春は花粉、夏は紫外線、秋は夜更かし、冬は乾燥…四季があるのはステキだけれど、 日本は決してお肌にや
-
-
五月病って主婦もなるの?怠け病なの?対策もご紹介します。
これからの季節、暖かくなってくると、新生活がスタートする方が多いですよね。 よく気言葉に、「五月病
-
-
葛根湯の効果と副作用
まだ朝方と日中の気温差が激しいこの季節。 そんな時期は体に不調が表れやすいですよね。 何だか
-
-
妊娠初期の風邪 風疹は特に怖い
風疹は子供がかかる病気だと思っている方が多いと思います。 けれど、実は近年「大人の風疹」が流行
- PREV
- 災害対策で家庭の備蓄を確認しておきましょう。
- NEXT
- 口呼吸は歯並びが悪くなる方法?
