奨学金の繰り上げ返済はした方がいい? 在学中でもできる?
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対処法
大学卒業後に待っている奨学金の返済。
自力でお金を稼いで返していくにも、
どれだけの期間返済しなければならないのか、
途方に暮れてきますよね・・・。
早く返済できるものなら、
返済してしまいたいですよね。
今回は、奨学金の「繰り上げ返済」について、
メリット・デメリット含めて説明していきます。
奨学金の繰り上げ返済のメリット・デメリット
奨学金を繰り上げ返済すると、
いいこともあれば悪いこともあります。
奨学金の繰り上げ返済のメリットとしては
1.返済期間が短くなる
これは一番嬉しいことですね!
通常の金額に上乗せして多く払っていくのですから、
全体の金額は早く減り、
結果として返済期間も短くなります。
払っても払ってもまだ返済金がある・・・、
なんてこと嫌ですよね。
できるだけ早く返済することで、
気持ち的にも楽になると思います。
2.利息が減る
第二種奨学金を繰り上げ返済すると、
その繰り上げした期間の利息はかかってきません。
そのため、最終的な全体の返済額も減ります。
3.保証料が戻る
奨学金返済の際の保証料が、
保証期間の短縮によって戻ってくる場合があります。
保証料は、貸与月額、貸与月数、貸与利率、
返済期間等によって異なってきます。
戻し金についても、これらの違いによって額が変わってきます。
保証料が返ってくる時期は、
奨学金の返還完了通知を受け取ってから3か月後となります。
奨学金の繰り上げ返済のデメリットは
4.貯金がたまらない
繰り上げ返済を優先していると、
貯金ができないという状態になる可能性があります。
たまっては返済という「繰り上げ貧乏」にならないように、
いざというときに使えるお金を残して
余裕をもって返済しましょう。
5.金利によっては損しているかも
これは2つ以上のローンを返済している場合に、
奨学金の返済金利よりも他のローンの金利が高いとき、
奨学金の繰り上げ返済を優先していると
損をしてしまう場合があるということです。
奨学金の繰り上げ返済をするならその分を貯めておいて、
それよりも金利の高いローンの返済にあてた方がいい
という場合もあります。
在学中から繰り上げ返済はするべき?
大学在学中にアルバイトなどをして貯金ができている場合など
返済できるだけのお金があるときは、
在学中から繰り上げ返済をするべきだと思います。
在学中に繰り上げ返済すると、
全額繰上返済の場合は利息がかからず、
保証料の1部が戻ってきます。
一部繰上返済の場合は
卒業までに返還した分には利息はかかりませんが、
それ以降の残りの金額には利息がかかってきます。
保証料に関しても、返還期間が短縮されることによって
返還完了の時に保証料の1部が戻ってくる場合があります。
申し込みが少し面倒ではあるかと思いますが、
利息がなくなって余分に支払うこともなくなりますし、
精神的にも楽になると思います。
しかし、奨学金の利息は高くても3%です。
高いわけではないので、
在学中の繰り上げ返済によって
お金がカツカツになって生活が苦しくなるのであれば、
繰り上げ返済は保留にしておいた方がいいと思います。
お金に余裕が出てきたら、
後からでも繰り上げ返済をすればいいと思いますよ。
まとめ
繰り上げ返済は、社会人になってからでも
在学中でもできることがわかりました。
どちらにしても、お金には余裕をもって、
自分の生活が苦しくならないように
よく考えて返済をしていってくださいね。
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