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海外旅行初めての一人旅におすすめは?注意することと心構えを紹介。

公開日: : 便利技

「旅行(トラベル)とはトラブルの連続である」

社会に出てしまったらなかなかできなくなるのが海外旅行です。
特に日本の一般的な企業では、長期休暇など不可能。

一週間休みを取れるのは、料金が高い年末年始、ゴールデンウィーク、お盆くらいでしょう。
しかも、家族や友人知人用以外に、会社用のお土産まで買わなくてはいけないのです。

そう考えると、身軽な学生時代に行っておくべき。
若い時なら気力も体力もあり、一人旅であれば好きに予定を立て、変更することもできます。

ただ、一人ということは、何か起きた時すべて自分一人で解決しなくてはなりません。

冒頭に書いた「トラベルとはトラブルの連続である」は一人旅の時最も痛感します。
日本の交通機関に慣れていると、海外で電車が1時間遅れたり急に運行休止になることはトラブルです。

言い値で買って、隣の店で半額で売っていたらトラブルです。
でも、海外、特に地方ではそれが当たり前の国が殆どなのです。

特に、あなたが臨機応変に笑いで対応でき、値切ることにも慣れている関西人でなければ、
まさに「カルチャーショック」の連続となるかもしれません。

でも、それこそが一人旅の醍醐味なのです。
自分の価値観をひっくり返してくれるのですから。

わざわざ田舎に行かなくても、海外では大都会でもカルチャーショックの連続です。

香港の中心街には、日本で言う帝国ホテルのような伝統と格式のあるホテルのすぐそばに、
スラム街にあるような震度4で崩壊しそうな巨大雑居ビルがあります。

イギリスでは、日本人が聞き慣れていないブリティッシュイングリッシュで対応され、
一言も聞き取れないかもしれません。

アメリカの南部なまりもものすごく、相手の言葉が英語とは思えないほどです。
さあ、自分の価値観を足元からくずしてくれる海外一人旅に行きましょう!

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海外旅行 初めての一人旅におすすめなのはどこ?

どんな一人旅を望むか、で全くおすすめの地域は違ってきます。
個人旅行専門の会社で航空券だけ、あるいは宿泊施設と一緒に頼むのか。

ネットで一番安い航空券だけ取って、あとは現地で体当たりするか。

言葉はどうか。
最低限英語は話せないと、道を聞くのにも大変です。
とは言え、地図があれば指差しで何とかなります。

文章にする必要もありません。
単語を並べるだけでも案外通じるものです。

「シングルルーム、スリーナイト、OK?」
「チケット、ゴー ツー 〇〇、ハウマッチ?」
「ポストオフィス、ホウェア?」
これで充分です。

要は、度胸があるかどうか。

ただ、英語が本当に一単語も通じない場所もあります。
特に中南米や田舎町では、ワンツースリーすら知らない人々が多いのです。

多民族が住んでいる地域はその国の公用語すら通じない場合があります。

よく言うのが、日本語でもまくしたてれば何とかなる、ということ。
新婚旅行でレンタカー屋とトラブルになり、高校中退、英語全くダメという新郎が、
怒りのあまり日本語でまくしたてたら相手が引き下がった、という実例も。

そんな勇気がない、というなら日本人が多いところを中心に候補を考えるようにしましょう。

1、タイ、バンコクのカオサン

カオサン
バックパッカーの聖地とも呼ばれ、数百円で泊まれる宿泊施設が沢山あります。
日本人御用達の日本人宿もあります。

たった300mほどの通りに、
日本人が全く生活に苦労することなく何か月でもいられるほどの施設や店が並んでいます。
もちろん日本語でOK。

空港から直行のバスも出ていますので、非常に行きやすい街です。
必ずどこかしらに宿泊できるので、宿の予約を入れていく必要もありません。

別名「沈没組」と呼ばれる、1年以上カオサンで生活している人も多いので、
旅の情報を得ることもできますし、古本屋には「地球の歩き方」などがずらっと並んでいます。

旅行代理店もあり、国内ツアーも簡単です。
とにかく安く、楽に過ごすならこの街でしょう。

ただ、沈没組が多いことからも想像できるように、
楽すぎて「旅」ではなくなってしまうことが多いのがここの難点でもあります。

街の中で日本語だけで生活し、のんびりしているうちに帰国の日になってしまい、

でも離れがたくそのまま…。
沈没組はこうして出来上がるようです。

なお、日本人はだましやすい、ということが世界的に知られているので、
最初のうちは何でも長期滞在者に聞いたほうが良いでしょう。

ある観光地までの片道バスがものすごく安いので購入したら、
宿泊代と食事代、帰りのバス代が異様に高く結局損をした、などという話もあります。

2、アメリカ

ニューヨークやサンフランシスコは日本で情報を得ることがたやすい上、
観光都市なので、交通網も発達していて便利です。

外国人に慣れているので片言の英語でも理解してくれます。
ただし、相手がわかりやすく返答してくれるかどうか、は相手次第ですが。

物価は日本と同程度と考えましょう。
ただ、全体的に料理は多めですし、残りの持ち帰りがOKの店も多いです。

手軽な価格の料理は、味に期待はしない方が良さそうです。

ホテルは、ニューヨークは高いのでドミトリーなどを探しましょう。
アメリカではドミトリーに老人の長期滞在者が多いと言われます。
年金暮らしでのんびり、というより見果てぬ夢を追っている感じ、とある旅行作家は書いています。

サンフランシスコはホテルが比較的安い上、街がロサンゼルスほど大きくないので動きやすいです。
アメリカ

ロサンゼルスはチケットは安いのですが、規模が大きすぎる上公共交通機関があまり発達していないので、
レンタカーを借りるなどしないと動きづらいです。

3、オーストラリア

ここはブリティッシュイングリッシュ系なので、慣れるまでは言葉が非常にわかりにくいと言われますが、
見どころが非常に多い国です。

ケアンズはグレートバリアリーフ、ゴールドコーストは亜熱帯雨林、
パースでドルフィンウォッチング、エアーズロックで先住民アボリジニに会うなどなど。
エアーズロック

南半球にあるので、日本とは季節が逆になります。

荷物を減らすためには、オーストラリアの冬にあたる時期は避けたほうが良いかもしれません。
服だけで荷物がいっぱいになってしまうかもしれませんから。

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残念ながら、料理に関してはあまり良い評判がありません。
味付けも盛り付けも大雑把、ステーキなど「ただ肉を焼いただけ」。

ただ移民が非常に多い国なので、街に出れば各国料理を美味しくいただけます。

4、ヨーロッパ

ロンドンやパリは特に女性に人気がありますが、EU諸国なら移動も非常に簡単なので、
各国を効率的に回ることができます。

学生なら電車はユーレイルパスでかなりの学割が効きますし、航空網も発達しています。
実はバス網も非常に発達していて、電車の定価運賃の約半額~4割。
一度乗ってみるのもおすすめです。

また、ヨーロッパはバックパッカー文化が根付いているので、
現地で困ったことが起きても解決しやすいこと、日本人が多いので安心できることなど、
初めての海外旅行にはうってつけの場所かもしれません。

海外旅行 初めての一人旅で注意することは?

残念ながら、日本人の海外での評判はあまりよくありません。
といってもマナー云々ではなく、「だましやすい」ということ。

安全大国日本に生まれ育ったということは、
海外で非常にトラブルに会いやすい、ということなのです。

最初に書いたように、日本は長期休暇を取れる時期が限られています。
大挙して移動するのですから、世界の犯罪者も当然その情報をつかんでいます。

しかも一人旅となれば、
「鴨がネギしょって歩いている」と思われている、ということを忘れないで下さい。

犯罪者は、人の目を見て簡単に判断できるのだそうです。
ぼーっとしていたり不安そうだったりしている人がねらい目。

親切そうに声をかけたり、一瞬の隙を盗んで財布をすり取ったり。

怖いことに最近は犯罪者の「仁義」がなくなり、
相手を傷つけることに何の罪悪感も持たない輩が増えているそうです。

バイクで歩行者のバッグを掴み取ろうとして抵抗されたら、
そのまま引きずって振り落す…などという事件が後を絶ちません。

日本人はとにかく危険に対して無防備です。

・銀行で両替をしたら、手にお金を持ったまま銀行を出る
・財布に大金を入れたままお店でその財布を開く
・カード支払の時、明細をチェックしない
・ブランド品の袋を持ったまま街を歩く
・おのぼりさんよろしく街をきょろきょろしながら歩く
・荷物を置いたまま席を離れる
・さりげなく日本語で話しかけられて、つい立ち止まってしまう

海外旅行でよく見る光景です。

ある本に書かれていたのですが、
日本語が懐かしくなって来た頃に「人生は、一期一会とちがいまっか~」と片言の関西弁で
話しかけられた大阪の人が、ぐらっと来てつい騙された…などという巧妙な手口まであるのです。

とはいえ、あまりに警戒して旅行を楽しめなくなったら元も子もありません。
だまされるのも経験、と割り切りましょう。

それができないのであれば、一人でもツアーに参加することをお勧めします。

海外旅行 初めての一人旅での心構えは?

1、お試し一人旅をしてみよう

国内を一人旅したことがありますか?
もしないのなら、海外に出る前に一度やってみて下さい。

言葉が通じる国内でさえ、特に地方に行けばトラブルが沢山あります。
それにも対処できないようであれば、海外に一人で行くのは厳しいかもしれません。

2、体調管理に気を配ろう
飛行機の中で異常に乾燥した空気の中、睡眠不足で海外に足を踏み入れるのですから、
体調をくずしやすくなります。

また、時差ボケがひどい人は数日間旅行どころではありません。

3、日本で使っているものを持参しよう

薬はもちろん、下着や服も出来るだけ持参することをお勧めします。
もちろん殆ど現地で購入できますが、探す時間が結構かかるのです。

それなら、最悪現地で捨てても良いような服を持って行って、
機会があったら買い替えよう、という気持ちでいたほうが時間を有効に使えます。

4、郷に入っては郷に従え

例えばタイでは日中、国王を讃える曲が流れることがあります。
その時、多くのタイ人は起立し、おごそかな気持ちで曲に聞き入ります。

その通りにする必要はないにしても、嘲笑したりバカにしたりすることは、
タイ人が敬愛してやまない国王を侮辱することになります。

中国のトイレが日本人には耐えられないようなものだ、と聞いたことがあるかもしれません。
公衆トイレはドアはもちろん隣との境もなく丸見えなのだとか。

お腹の弱い人はまずきれいなトイレの場所を調べるべきでしょう。
香港でも、いまだに便座にべったり靴跡がついている事がよくあります。

マスクは日本特有と考えて下さい。

海外ではマスクをするのは伝染病などの重病人だけ、と考えられているので、
不用意にマスクをしたら嫌がられるかもしれません。

お隣の韓国でMERSが流行した時の映像を見て、
マスクのつけ方を知らない人ばかりなのにびっくりした人は多いのでは?
でも、あれが「グローバルスタンダード」な感覚なのです。

5、行く国の宗教と情勢を勉強しておこう

多くの国には国教があり、それを基準に社会が回っています。

イスラム教徒が一日5回メッカに向かってお祈りを捧げることはよく知られていますが、
実際にはしていない人もいます。

女性が体全体をベールで隠す国もあれば、
インドネシアのように髪をスカーフで隠す程度の国もあります。

トルコやチュニジアもイスラム教国ですが、政教分離政策のため、公の場では着用禁止です。
女性に話しかけたら捕まる国もあります。

更に、お酒が全面禁止の国もあれば、割と簡単に手に入る国もあります。
イスラエルはユダヤ教国ですから、土曜日が安息日。

働くことが禁じられているので、当然殆どのお店も閉まってしまいます。

カナダは禁酒法の名残で、屋外での飲酒は禁止。
購入するにもIDが必要ですから、身分証明が出来るものを持ち歩かなくてはいけません。

荷物

自分の身は自分で守る。すべてをこの基準で考えて準備し、行動しましょう。

不思議なもので、何の知識もなく危険地域を歩いても全く被害も受けない人もいれば、
警戒していたのに気付いたらバッグから財布がすり取られていた人もいます。

警戒しすぎるくらいなら、セイフティボックスのついたホテルを取って、
貴重品や現金を保管したほうが安心かもしれません。

海外に行く前に出来るだけその国や地域の情報を集め、楽しい旅にして下さいね。

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