飛行機で赤ちゃんを泣かせない方法。飲み物は持ち込める?耳抜きできない?
初めての赤ちゃん連れ飛行機旅行。
赤ちゃんと飛行機に乗る際の座席はこちらの記事を読んでください。
飛行機の座席のおすすめ。赤ちゃんがいる場合。前か後ろ?おもちゃも紹介。
着いてからのことを考えるとワクワクしますが、
飛行機の中でのことを考えると不安で気が重くなりませんか?
特に、一度でも赤ちゃんが泣き叫ぶ機内で過ごした経験のある人は、
今度は自分が白い目で見られるかも…と、怖くなってしまうかもしれませんね。
赤ちゃんが泣くのは、それがお仕事ですから当たり前のこと。
でも、少しでも快適に、回りの人の迷惑にならないようなコツがわかれば安心です。
飛行機で赤ちゃんを泣かせない方法とは?
なぜ赤ちゃんは飛行機でぐずったり泣いたりするのでしょう。
色々ありますが、
「飛行機のゴーッという騒音がずっと聞こえている」
「家にいる時のように自由な姿勢を取れない」
「狭い空間に見知らぬ大勢の人がいる」「寒い」などなど、
普段と違う状況にいることがストレスになっていると考えられています。
また、気圧の変化でお腹の中のガスが膨張することで苦しくなるのも原因とされています。
同じく気圧の変化で耳が痛くなるのもつらいのでしょう。
赤ちゃんのぐずり対策は、飛行機に乗る前が勝負と言われます。
「寝かせない」「たくさん遊んで疲れさせておく」「少し空腹にしておく」が一番有効だそうです。
例えば空港内のキッズルームで思い切り遊ばせることで、
飛行機に乗ったらすぐに寝てくれたりするようです。
疲れさせすぎてもぐずりますから、その加減は慎重に。
同様に、飛行機に乗る時点でお腹がすき過ぎているとぐずってしまいますから、気をつけましょう。
私の体験になりますが、グアムに行った時のこと。
行きは夜9時過ぎの便だったのですが、
飛行機が滑走路を走り出したらすぐに一人の赤ちゃんが泣き始め、
離陸する頃にはあちこちで大泣きが始まりました。
大人より早く耳が痛くなったのか、突然動き出した飛行機に不安を感じたのか…。
その大泣きはグアムに到着するまでの3時間以上、止むことはありませんでした。
帰国の日、ホテルに送迎バスが来たのが朝7時頃。
またあの大合唱がフライト中続くのか、と覚悟していたのですが、離陸しても一人も泣きません。
その時は気流の状況が非常に悪く、CAが着席・シートベルト着用するほどで、
あちこちから大人の「わあっ!」「キャーッ」という叫び声がするほどの揺れ。
それなのに赤ちゃんは一人も泣かない、というか起きなかったのです。
私が想像するに、グアム滞在中ずっと興奮状態で遊んでいて疲れが溜まってしまい、
朝7時頃ホテルを出た時も半分眠っていたのでしょう。
その状態でおっぱいやミルクを飲んで、飛行機に乗った時には爆睡状態だったのだと思います。
赤ちゃんの普段の生活サイクルを考えて、
飛行機の中で寝てくれるような時間帯を選ぶだけでも、ずい分違うのではないかと思います。
夕方はどうしてもぐずる赤ちゃんが多いので、その時間帯は避けたほうが良いでしょう。
また、赤ちゃんはママの緊張や不安にダイレクトに反応します。
赤ちゃんにはいつもニコニコ顔を見せるようにしましょう。
大切なのは、赤ちゃんが泣いた時の対応です。
泣かせっきりの親に対しては誰でも腹が立ちますが、
一生懸命あやしたり気分転換させようと努力しているのを見たら、
「赤ちゃんは泣くのが仕事だから仕方ないか」と思ってくれるもの。
外国人客の中には、わざわざあやしに来てくれる人もいます。
席に着いた時、回りに一言声をかけておくだけでも反応が違って来ますから、ぜひ挨拶をしておいて下さい。
飛行機で赤ちゃんが耳抜きできない場合はどうする?
耳抜きの対策としては、もうラムネなどを食べられるようなら口に含ませてあげましょう。
おっぱいやミルク、白湯をあげられるよう、機内に入ったらすぐ用意を始めて下さい。
幼児の場合は水やお茶、ジュースなどをストローで飲ませます。
紙パックやストロー付き容器の場合、気圧の変化でストローをさした時に吹き出る可能性があるので、
離陸前にさしておいて下さい。
自分の唾液を飲みこむと耳抜きができることがあるので、
おしゃぶりやおっぱいをくわえさせることも試してみて下さい。
ママパパの小指など、ちゅぱちゅぱさせられるものなら何でもOKです。
耳抜きはタイミングを間違えるとうまく行きません。
最も耳が痛くなる時というのは離陸後ですから、
それまでに飲み物や食べ物をあげてしまうとお腹がいっぱいになってしまい、
一番痛い時に対策がありません。
それまでは極力あげるのを我慢して下さい。
なお、離着陸時に耳抜きは必要ない、という説もあります。
耳の構造上、乳幼児は大人ほど気圧の影響を受けないため、
例え痛くなっても頭を動かしたり笑っているうちに治ってしまうそうで、
特に離陸時は耳抜きは不要だそうです。
赤ちゃんが泣くのは、耳以外の問題、例えば音の変化、
速度の変化などに反応してしまうからで、耳が耐えられないほど痛いからではない、という説です。
とはいえ、泣いている赤ちゃんを放置しておく訳には行きません。
やはり、上記の方法をおこなうようにしましょう。
その時に笑わせたり頭をゆっくり回すなどすれば、早く耳抜きが出来るそうです。
なお、おっぱいは着陸の時にはあげないほうが良いです。
というのは、万が一操縦に問題があったり天候により機体が大きくバウンドすると、
赤ちゃんの歯茎で乳頭を思い切り噛まれてしまうからです。
飛行機に赤ちゃんの飲み物は持ち込める?
原則として、機内には100mlまでの飲み物しか持ち込めません。
ただし赤ちゃんの飲み物は原則外なので大丈夫です。
また、機内で麦茶やジュースなどを出してもらえますので、必要な時はCAに頼みましょう。
国内線では、水筒にお湯を入れて持ち込んでもOKですし、離乳食も大丈夫。
ところが、国際線の場合はお湯を機内に持ち込むことはできません。
また、ベビーミルクや乳幼児用の飲料、離乳食を持ち込む時には、
セキュリティチェックの時に申し出ることが必要です。
ただ、海外に出た場合、帰りの空港で対応が違うこともあるようです。
飲みかけ以外は没収されたとか、小分けした粉ミルクの中身を英語でしつこく聞かれた、などなど。
飲み物でも食品でも、パッケージは取らないほうが無難です。
なお、空港内の規則はよく変わりますから、必ず旅行直前にチェックしましょう。
最後に、「赤ちゃんが泣き止む音」というのがYouTubeにアップされていました。
興味がある方はお試し下さい。
そういえば、時計の音を聞かせると泣き止むとも言いますね。
あの一定の速度でカチカチするのが、お母さんの心臓の音に似ているからだとか。
そちらも一度試してみてはどうでしょうか。
YouTube:赤ちゃんが泣き止む音
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