しわの改善方法は?食べ物や食事でできる?
春は花粉、夏は紫外線、秋は夜更かし、冬は乾燥…四季があるのはステキだけれど、
日本は決してお肌にやさしい環境の国ではありません。
会社勤めをするようになると、空調で肌の調子が悪くなる女性は多いです。
特に夏は、外回りの男性のために室温を下げている会社が多いですよね。
クールビズなんてどこ吹く風、設定が20℃なんて所もあるのです。空気も乾燥ぎみ。
なのに一歩外に出れば35℃、湿度70%が待っています。更に強い紫外線。
いくら若くても、毎日そんな二つの環境を行き来していれば、肌に良い訳がありません。
スキンケアに気を使っている女性は多いです。
でも、会社でそうそう基礎化粧からやり直す事など出来ないし…でもどんどん肌は荒れて来るし、
気づくと目尻にシワが…!
化粧品で肌を直接ケアするほかに、お肌を健康に保つ方法ってないのでしょうか。
しわの改善をする方法は?
何故シワが出来るのでしょう。それはコラーゲンが減ってしまうから。
コラーゲンはお肌の中で生産と分解を繰り返していて、うまくバランスを取っています。
ところが何らかの原因でバランスが崩れてコラーゲンの生産が追いつかなくなると、シワが出来てしまうのです。
シワが出来る一番の外的要因は「紫外線」。
紫外線が皮膚のコラーゲンを減少させてしまうのです。
コラーゲンは水分を保持する機能がありますが、
それが減少することでほんの数分紫外線を浴びただけでお肌はダメージを受け、
じわじわ老化していってしまいます。
なんと、シワの原因の75%は紫外線の影響だと言われています。
加齢などよりずっと影響力が強いのです。
ご存じのように、紫外線は夏だけのものではなく1年中降り注いでいますから、
陽射しが弱いから大丈夫、と気を緩めるのはNGなのです。
シワの原因は紫外線だけではありません。
シワは皮膚の薄い所やよく動かす所にできやすいので、
顔の中で最も皮膚が薄くよく動かす目の回りに最初に出来ることが多いのです。
特に目が大きい人ほど皮膚への負担も大きいので、
目尻だけでなく目の下にシワができるのも早い傾向があります。
欧米人のように彫が深くてぱっちり目の顔にあこがれてしまいますが、
欧米人は早ければ10代から目尻にシワが出来てしまいます。
平面的な日本人顔のほうが、シワ防止という意味ではずっと有利なのです。
シワには大きく分けて3種類あります。
1、小ジワ(ちりめんジワ)
一番最初に出ることが多いのがこれ。
乾燥したところに出来やすく、特に目の回りに現れやすいシワです。
目の回りは皮膚が薄いだけでなく皮下脂肪が殆どなく、ハリや弾力が衰えやすいのです。
更に水分をキープする力も非常に弱いので、一番先にシワが出来るのです。
そのかわり、乾燥が原因なので水分を与えれば大丈夫。
保湿対策をしっかりしていれば回復します。
2、表情ジワ
よく動かす筋肉の部分に現れるシワです。
しょっちゅう眉にシワを寄せているとかよく笑うとか、
その人の特徴的な表情がシワの原因になるのです。
これを放っておくと加齢とともに深くなってしまい、3の真皮のシワになってしまいます。
3、真皮のシワ
いわゆる「シワ」です。コラーゲンに深く刻まれてしまい、一度出来たらなくすことは困難です。
コラーゲンは加齢とともに減少してしまうので、肌の弾力がなくなり、表情ジワが固定化してしまうのです。
ここまで見て来たように、シワを作らせない、増やさないためには
・紫外線を浴びないようにすること
・保湿ケアをしっかりすること
さらに、目の場合、極力目を疲れさせないようにすることです。
デスクワークやスマホの長時間使用で目が疲労したりドライアイになると、
目の回りの血行が悪くなり、乾燥したりくすんだりといった現象が出て来ます。
これがシワにつながるのです。
ストレスもシワの原因になります。製薬会社の研究で、
ストレスが強ければ強いほどシワ・しみが増えることがわかっています。
ストレスは体の組織を酸化・老化させる「活性酸素」を発生させると言われています。
この活性酸素がコラーゲンを破壊するのです。
また、ストレスは男性ホルモンの皮脂分泌を過剰にします。
そのため吹き出物が出来やすくなってしまいます。
脂を取り除くために保湿を怠ったりすると、やはりシワの原因となります。
しわの改善って食べ物でできる?
上で書いたように、ストレスがシワの原因の一つとされていますが、
ストレスが起きないようにするのは殆ど不可能です。
ならば、ストレスに強い体を作りましょう。
ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEが血中に多いと、
ストレスにさらされてもシワが出来にくいことが研究発表されています。
ビタミンB群とは「ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン」のこと。
これらが体の機能を整えてくれるのです。
ビタミンB群は、体内で糖質やタンパク質をエネルギーに代えたり、
神経に働きかけてストレスに対抗する力があります。
水溶性なので特に夏は汗とともに体外に排出されやすいため、不足すると夏バテの原因にもなります。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成に利用されることがわかっています。
ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンを合成する力があり、
さらに活性酸素から細胞を守る作用もありますので、シワやしみ対策には必ず摂るようにしたいもの。
B群と同様水溶性なので、夏は不足しやすいのです。
しわを改善する食事とは?
ビタミンB群、C、Eを積極的に摂ることを考えましょう。
ビタミンB群とCは水溶性のため、野菜などは生のままで摂ったり、
茹で汁をそのままスープに活用するなどして、効率的に摂取しましょう。
多く含まれる食材としては
ビタミンB1ー豚肉、たらこ、うなぎ、いく ら、グリーンピース、玄米
ビタミンB2ーレバー、うなぎ、さば、納豆、卵、いくら、モロヘイヤ
ビタミンB6ーレバー、まぐろ、かつお、にんにく、いわし、あじ、さんま
ビタミンB12ー貝類(しじみ、赤貝、あさり、はまぐりなど)、いわし、レバー
ナイアシンーレバー、たらこ、まぐろ、かつお、さば、めざし
パントテン酸ーレバー、納豆、鶏肉、卵(卵黄)、たらこ、すじこ、いくら、モロヘイヤ
葉酸-レバー、うなぎ、緑黄色野菜、卵(卵黄)、納豆
ビオチンーレバー、豆類、卵(卵黄)
ビタミンC-果物・野菜(特に赤・黄ピーマン、アセロラジュース、芽キャベツなど)
ビタミンEー油、種実類、魚卵(すじこ、キャビア、いくら、たらこなど)、モロヘイヤ
朝食にハム、納豆、ほうれん草と卵の炒め、野菜たっぷりの味噌汁などはどうでしょう。
昼は出来るだけお弁当持参で、肉や魚、煮豆、卵焼きなど。
夜なら美容のためにもカロリーを抑えたミネストローネなどがお勧め。
豚肉とニンニクをオリーブオイルで炒めたら、
ほうれん草、トマト、玉ねぎ、にんじんなどの野菜も入れ更に炒めます。
水を足して水煮大豆、トマトの水煮、スープの素を入れて20分煮込むだけ。
玄米や小麦胚芽入りのパンなどはビタミンB1、B2、B12、ビタミンEが豊富なので、
積極的に摂るようにしましょう。
食事で調整するのが難しいなら、サプリも良いでしょう。
ビタミンBやビタミンCは不要な分は体外に排出されるため、問題が少ないとされています。
ただ、あくまで化学的に作られたものですから、
排出する時に肝臓や腎臓に負担がかかる、という説もあります。
忙しい時、食事をゆっくり作ったり食べたり出来ない時はサプリ、
普段は食事で、と臨機応変に対応しましょう。
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