よさこい祭りの由来は? 高知から始まったその歴史とは
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よさこい祭りは、
大勢の人たちが鳴子をもって豪快に踊るさまが
とっても印象的ですよね。
全国的にも有名なこのよさこい祭りは、
実は高知県から始まったことをご存知でしょうか。
なにげなく踊っているよさこいの、
奥深い歴史を一緒におさらいしていきましょう。
よさこい祭りが高知で始まった背景
よさこい祭りとは、
毎年8月9日~12日の4日間開かれる
四国三大祭りのひとつとされる盛大な祭りです。
祭本番となると何万人という方々が演舞を繰り広げ、
4日間で延べ100万人ほどの人出で盛り上がりを見せます。
そんなよさこい祭りは、
1950年に南国高知産業大博覧会にて
よさこい踊りが披露されたことから始まりました。
その後、太平洋戦争後に
「活気をもたらしたい」という高知商工会議所青年団の人たちが
徳島の阿波踊りに対抗する形で
1954年に第1回よさこい祭りを開催しました。
祭りは地方車(じかたしゃ)と呼ばれるトラックに
PA機器を搭載し、踊り子がその後ろに連なって
よさこい踊りを踊るのが普通ですが、
この地方車を使い始めたのは1957年のこと。
その15年後の1972年には、
ニースのカーニバルにも招待をされました。
また、今では普通となっている前夜祭・後夜祭は
1991年と1995年にスタートしており、
意外と最近始まったことなんです。
どんどんよさこい祭りの知名度は上がり、
1999年についによさこい全国大会が
開催されるようになりました。
また、2010年になって
40年ぶりにJR高知駅前に演舞場が復活するなど、
よさこい踊りをもっと広めたい、
よさこい踊りを後世に残していきたいという動きがあり、
今日に至っています。
皆さんに知られているよさこい祭りは、
60年以上の長い歴史があるんですね。
よさこいはYOSAKOIへ
さて、こうして高知県で発祥したよさこいですが、
この影響をうけて「YOSAKOIソーラン」が生まれました。
こちらは1992年に北海道にて
「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されました。
「街は舞台だ」の合言葉通り、
祭りの期間は札幌の街中が演舞会場になり、
オリジナリティあふれる多くのチームの演舞が披露されます。
今日に至るまでに、祭りの規模もどんどん大きくなっていき、
いまや約3万人の参加者と約200万人の観客が集まる
「北海道の初夏の風物詩」となっています。
「よさこい」と「YOSAKOI」は、
似ていますが少し違うところがあります。
高知のよさこい祭りは、
よさこい鳴子踊りの曲を取り入れて鳴子を持って踊るという、
ある一種のルールがあります。
一方でYOSAKOIソーラン祭りは、
鳴子をもって踊ることと、
ソーラン節のフレーズを入れるという
2つを守れば踊りも曲も自由です。
「よさこい」の方が踊りの美しさが際立っており、
「YOSAKOI」の方が力強く自由な踊りという印象を持ちます。
それぞれの歴史と良さがあることに気づかされますね。
まとめ
よさこいの歴史はいかがでしたか?
人々の熱い思いがあって誕生していることに感動しますね。
どちらの祭りも、今後進化をしながら
この先何十年何百年と続いていくことを願っています。
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