冬の静電気に効果あり？静電気除去ブレスレットを徹底検証

寒い冬、車に乗りこもうとドアを開けようとした瞬間「ビビビッ」と手に衝撃が走ることがありまね。
そう、それが静電気です。

ドアノブに触ったときやエレベーターのボタンを押すとき、
コインランドリーで乾燥した衣類を取り出すときにも静電気はやってきます。

痛みを少しでもやわらげるため、静電気対策グッズを使用する人が増えています。
ここでは静電気除去ブレスレットの効果を検証します。

なぜ静電気は発生する？

そもそも、なぜ静電気が発生するのでしょうか。

原因は、着ている洋服の摩擦によって生じる帯電にあります。

プラスに帯電しやすい素材（例：ウールやナイロン）と
マイナスに帯電しやすい素材（例：ポリエステルやアクリル）を組み合わせると
静電気が発生しやすくなります。

特に湿度の低い状況では、静電気は大地に漏洩せずに体内に溜まってしまうため、
金属に触れると放電すると同時に多量の電流が流れます。

これが、手が「ビビビッ」と痛む原因です。

静電気除去ブレスレットの原理

静電気除去ブレスレットは、電気をとおす特殊な繊維を使用し、
その表面から徐々に体に溜まった静電気を空中に放電し、静電気を中和する原理です。

静電気除去ブレスレットのファッション性

以前はシリコン製で素っ気ないブレスレットが多かったようですが、
今は素材が多様になり、カラフルで、天然石を使うなどして普通のアクセサリーと変わらずに
使用できるブレスレットが増えているようです。

特に、ラバー製の刺繍デザインのブレスレットが若い女性に大人気です。

静電気除去ブレスレットの効果

もっとも気になるのが使用効果です。

シリコン製やゴム製のものを購入した人のレビューでは、
効果がさほど感じられなかったという意見がよく見られます。

一方、金属をメインの素材とした放電性の高いブレスレットは、一定の高い評価を得ているようです。
その他、対策グッズの中では、静電気除去キーホルダーを推す声が多いようです。

その他の対策

静電気対策にはブレスレットを着用する以外にも多くの方法があります。

乾燥を防ぐためハンドクリームを塗る、静電気除去スプレーを使う、
ドアノブに触る前に地面から続く壁に手の平をつける、などです。

まとめ）

冬の静電気対策にブレスレットを使用するのが人気ですが、
完全除去を期待するのは間違っているようです。

「軽減」「中和」程度のものと考えましょう。

そのうえで保湿に気をつけ、静電気の発生しにくい服装を心がける等、
他の対策と組み合わせながら、静電気をなるべく発生させない環境をととのえるのがポイントです。